2009年NHK大河ドラマ 天地人

天地人とは

大河ドラマ「天地人」は、火坂雅志氏の同名小説を原作に、直江兼続の人生に、戦国の有名武将たちや主君・上杉景勝の生き様、年上の妻・お船との夫婦愛をからめることで、激しい戦国時代にあって、自らの理想と、大切な人の幸せのために強く生き抜き「日本の品格」を守り通した兼続の、波乱万丈の人生を描いていきます。

直江兼続

なおえ・かねつぐ。通説によれば西暦1560年、永禄3年生まれとされるが、これを立証する史料は少なく、その出生は謎につつまれている。江戸時代後期の講談や明治時代以降の講釈本などを中心に、兼続は謙信に才気と美貌を見出され、小姓・近習として近侍し、その寵愛深い衆道の相手かつ信頼の篤い近臣であったという俗説が世間に「定説」として広く流布し、現代でも時代小説や一般向けの歴史解説本などがこの俗説を「事実」として頻繁に採り上げているが、実際には生前の謙信と兼続の関わりを示す信憑性のある史料は存在自体一切確認されておらず、青少年期の兼続が謙信に近侍していたか否かは全く不明である。次節で述べられている天正8年の樋口与六時代の書状は、当時の兼続が景勝の配下としてその意思を代行していたことを示すものであるとされ、若年期よりの兼続と景勝の関わりを実証し得るものとされている。

直江兼続を演じる妻夫木聡さん

つまぶき・さとし 1980年12月13日福岡県生まれ。身長171cm。O型。1998年「すばらしい日々」で俳優デビュー。映画「ウォーターボーイズ」、ドラマ「ブラックジャクによろしく」では主演を努め、「池袋ウェストゲートパーク」「天国と地獄」などにも出演。 2001年の「ウォーターボーイズ」では日本アカデミー賞 主演男優賞・新人俳優賞を受賞。「ジョゼと虎と魚たち」では、キネマ旬報の最優秀主演男優賞を受賞するなど、高い演技力を評価される。以後、「春の雪」「涙そうそう」「どろろ」「憑神」など話題作に多数出演。舞台でも才能を発揮し、野田秀樹「キル」に主演し才能を発揮。豊かな表現力を持ち、いま最も期待される俳優の一人である。NHKドラマは、今回の「天地人」が初出演。

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